障害高齢者の日常生活自立度とは

「日常生活自立度」という言葉をご存じですか？
要介護認定を受ける際の評価規準であり、介護に関するさまざまな書類に記載されています。
そこで今回は、障害高齢者の日常生活自立度について解説します。
▼障害高齢者の日常生活自立度とは
障害を持つ高齢者が、日常生活でどの程度自立して暮らせるかを表す指標です。
介護サービスを利用する際に使われ、受けられるサービスが異なります。
■生活自立ランクJ
何らかの障害はあるが、日常生活は自立しており外出も自力でできる状態です。
Jランクは、下記の2種類に分けられます。
・J1…交通機関を利用して外出できる
・J2…隣近所へなら外出できる
■準寝たきりランクA
日常生活の食事や排泄・着替えはほとんど自分でできるが、外出する際は介助が必要な状態です。
また、下記の2種類に分けられます。
・A1…起きて過ごす時間が多く、介助があれば比較的長い時間でも外出できる
・A2…日常生活の中で起きている時間は長いが、介助があってもほとんど外出しない
■寝たきりランクB
日常生活において部分的な介助を必要とし、多くの時間をベッド上で過ごしている状態です。
また、下記のように「B1」「B2」に分けられます。
・B1…一人で車いすに移乗できて、食事や排泄もベッドから離れて行える
・B2…介助で車いすに移乗し、食事や排泄には介助が必要な場合がある
■寝たきりランクC
ランクCはBと同様に寝たきりに分類されますが、より障害の重い状態です。
日常生活の食事や排泄・着替えのいずれにおいても全面的な介助が必要で、1日中ベッドで過ごします。
▼まとめ
障害高齢者の日常生活自立度とは、障害のある高齢者が日常生活でどの程度自立して暮らせるかを表す指標です。
判定基準や特徴を参考に、介護サービスや施設の利用を決めると良いでしょう。
『株式会社Lifact』は広島県にて、障害福祉訪問介護や居宅介護・移動支援などを行っています。
障害を持つ方の自立に関するご相談も、お気軽にお寄せください。